キャンプ道具の正しい保管方法を解説!注意したいNGな保管方法も紹介
キャンプが終わった後、道具の片付けや保管場所に困ったことはありませんか。
保管方法を誤ると、テントや寝袋にカビが発生したり、ペグなどの金属製の道具が錆びついたりすることもあるでしょう。
本記事では、キャンプ道具を適切に収納する方法を詳しく解説。さらに、NGな保管方法や長持ちさせるポイントも紹介します。
次のキャンプを万全の状態で迎えるために、チェックしていきましょう。
キャンプ道具を保管する前に知っておきたい3つのこと
キャンプ道具は適切に保管しないと、劣化が早まり使えない場合があります。長く愛用するためにも、以下の3つに注意しましょう。
- 湿気
- サビ
- 紫外線
1.湿気
湿気の多い場所で保管すると、テントや寝袋にカビが発生しやすくなります。
特に、布製品は湿気を含みやすく、長期間放置するとにおいや変色の原因になります。梅雨や冬場は特に湿度が上がりやすいため、収納する際は除湿剤や乾燥剤を入れて湿気対策をしましょう。
押入れやクローゼットに収納する場合は、定期的に扉を開けて換気することも大切です。また、収納ボックスに入れる際は、通気性の良い素材を選ぶと湿気を逃がしやすくなります。保管場所の環境を整えて、湿気によるダメージを防ぎましょう。
2.サビ
キャンプで使う金属製品は湿気や水分に弱く、サビが発生すると性能が低下する可能性があります。特に、ペグやナイフ、コンロなどは影響を受けやすく、使用後に水分を拭き取らずに保管すると、錆びついてしまう場合があります。保管前にはしっかり乾燥させ、防錆スプレーを使用することでサビの発生を防ぎましょう。
また、長期間保管する場合は、乾燥剤を入れた密閉容器に収納するとさらに効果的です。サビを防ぐことで、道具の寿命を延ばし、安全に使用できる状態を保ちましょう。
3.紫外線
紫外線はテントやタープの生地を劣化させる原因になります。
直射日光の当たる場所に長期間保管すると、生地が硬くなり、ひび割れや破れが発生しやすくなります。特にUVカット加工がされていない製品は影響を受けやすいので、日陰での保管が理想的です。収納時には専用の収納袋に入れることで、紫外線の影響を軽減できます。
また、倉庫やガレージで保管する際も、窓際など直射日光が当たる場所は避けるようにしましょう。適切な保管環境を整えることで、キャンプ道具を長く使い続けられます。
キャンプ道具のおすすめの保管場所5選
キャンプ道具のおすすめの保管場所は以下の5つです。
- 玄関
- 物置部屋
- 押入れ・クローゼット
- 倉庫・ガレージ
- トランクルーム
1.玄関
玄関は、キャンプ道具をすぐに取り出せる便利な保管場所です。特に、よく使う道具をまとめておくことで、準備や片付けの時間を短縮できます。
湿気が少なく、温度変化が比較的穏やかな環境ですが、スペースが限られているため、収納方法に工夫が必要です。たとえば、壁掛け収納や収納ボックスを活用すると、すっきりと片付けられます。玄関の環境によってはホコリがたまりやすいため、定期的に掃除して清潔に保ちましょう。
2.物置部屋
物置部屋は、広いスペースを確保できるため、大型のキャンプギアを整理するのに最適です。
直射日光が当たりにくく、屋内なので湿気の管理もしやすい点がメリットです。しかし、長期間放置するとホコリがたまりやすいため、定期的な掃除と換気を心がける必要があります。物置部屋に収納する際は、道具の出し入れがしやすいよう収納ボックスなどを活用し、配置を工夫しましょう。
3.押入れ・クローゼット
押入れやクローゼットは、家の中で湿度管理がしやすく、キャンプ道具を安全に保管できます。特に、布製品や寝袋の収納に向いており、防湿対策を施すことでカビの発生を抑えられます。
収納する際は、すのこを敷くことで通気性を確保し、湿気を逃がしやすくすると良いでしょう。また、除湿剤や乾燥剤を併用するとさらに効果的です。押入れやクローゼットに保管する際は、定期的に扉を開けて換気を行い、湿気がこもらないように注意しましょう。
4.倉庫・ガレージ
倉庫やガレージは、大型のキャンプ道具やアウトドア用品をまとめて収納するのに適しています。ただし、温度や湿度の変化が大きいため、環境によっては道具が劣化しやすくなります。
夏場は倉庫・ガレージ内が高温になりやすいため、通気を確保し、直射日光が当たらない場所に収納することが重要です。また、棚やラックを活用し、道具を直接床に置かないようにすると湿気対策になります。
5.トランクルーム
トランクルームは、家に十分な収納スペースがない場合に便利な選択肢です。特に、温度や湿度が管理された施設を選べば、カビやサビのリスクを軽減できます。
トランクルームを利用する際は、使用頻度の高い道具を手前に配置し、取り出しやすくする工夫が重要です。また、防湿シートや収納ボックスを活用すると、道具を整理しやすくなります。
定期的に点検し、適切な保管環境を維持することで、キャンプ道具を長持ちさせましょう。
キャンプ道具のNGな保管方法
キャンプ道具を収納するときは、以下の2つの方法を避けましょう。
- 車内に放置する
- 屋外で保管する
車内に放置する
キャンプから帰った後、車に道具を入れっぱなしにすると、湿気や温度変化の影響で劣化が進みます。特に夏場は車内温度が急上昇し、プラスチック製品が変形したり、食品が傷んだりするリスクがあります。使用後は速やかに取り出し、乾燥させたうえで適切な場所に収納しましょう。
屋外で保管する
テントやチェアを庭やベランダに置きっぱなしにすると、雨や紫外線の影響を受けやすくなります。長時間の直射日光は生地の劣化を早め、雨水がたまるとカビや腐食の原因になります。屋外での保管は避け、防水カバーや収納ボックスを活用して屋内に収納するようにしましょう。
キャンプ道具を保管するときのポイント
キャンプ道具を収納する際に押さえておきたいポイントは以下の通りです。
- 汚れをしっかり落とす
- 十分に乾かす
- ニオイ対策をする
1.汚れをしっかり落とす
キャンプ道具を保管する前に、しっかりと汚れを落とすことが大切です。テントや寝袋、調理器具には土や食べ物のカスが付着していることが多く、放置するとカビや異臭の原因になります。特に、布製品やプラスチック製品は汚れがしみ込みやすいので、専用のクリーナーを使って丁寧に掃除しましょう。
金属製品は、水分を拭き取り防錆スプレーをかけることで長持ちさせられます。保管前に道具をきれいにすることで、次回のキャンプでも快適に使用できます。
2.十分に乾かす
キャンプ道具を長持ちさせるためには、しっかり乾燥させてから収納することが大切です。湿ったまま収納すると、カビやサビが発生しやすくなります。具体的にキャンプ道具は、以下の方法で乾燥させましょう。
- テントやタープ:広げて乾燥
- シュラフ(寝袋)や衣類:風通しの良い場所で陰干し
- 調理器具:水分を完全に拭き取る
乾燥が不十分なまま収納すると、次回使用するときに不快なにおいや劣化が進んでいることがあります。さらに、サビの発生を防ぐためにも乾燥させてから収納しましょう。
3.ニオイ対策をする
キャンプ道具には、焚き火の煙や食材のにおいが染みついている場合が多いです。そのまま保管すると、不快なにおいがこもり、次回使用時に気になることがあるでしょう。消臭スプレーを使うほか、竹炭や重曹を収納ケースに入れると、においを吸収してくれます。また、湿気と一緒に匂いもこもりやすいので、通気性の良い収納方法を意識すると、清潔な状態をキープできます。
キャンプ道具を正しく保管して長持ちさせよう
キャンプ道具を長く快適に使い続けるためには、適切な保管が欠かせません。
湿気・サビ・紫外線を防ぐ対策をし、劣化を防ぎながら良い状態を保てます。
使用後の手入れを丁寧に行い、適切な環境で保管すれば、次のキャンプも気持ちよく楽しめます。