トランクルームにタイヤを保管するのがおすすめの理由と注意点も解説
「タイヤの置き場がなくて毎年困っている」
「物置もガレージもパンパンで、家族からも不満が出ている」
このような悩みを抱えていませんか。
スタッドレスタイヤやノーマルタイヤの入れ替えが必要な家庭では、保管スペースの確保は毎年の課題の1つです。とくに、マンション住まいや物置などにスペースが無い家庭では、タイヤをどこに置くかが悩みの種になっていることでしょう。
そこで本記事では、タイヤをトランクルームに預けるという選択肢について、そのメリットや選び方、保管時の注意点まで詳しく解説します。家の中をスッキリさせたい方や今年こそタイヤ保管を楽にしたい方は、ぜひ参考にしてみてください。
トランクルームに保管するのがおすすめな4つの理由
タイヤの収納場所としてトランクルームが注目されているのには、次のような理由があります。
- 自宅のスペースを確保できる
- 温度や湿度など、保管に適した環境が整っている
- 交換時期にスムーズに取り出せて便利
- タイヤ以外のカーグッズも一緒に片づけられる
1.自宅のスペースを確保できる
トランクルームを活用することで、タイヤの保管による自宅のスペース問題を解消できます。
一般的な自動車のタイヤ4本は、直径が約60cmあり、保管するには広いスペースが必要です。とくに、都市部のマンションやアパートでは収納スペースが限られていることが多く、部屋のスペースを圧迫します。ガレージがあったとしても工具や日用品で埋まっていることも珍しくありません。
そんなときにトランクルームを利用すれば、自宅の収納場所をもっと自由に使うことができ、生活空間にもゆとりが生まれます。
2.温度や湿度など、保管に適した環境が整っている
トランクルームはタイヤの品質を保つ理想的な保管環境が整っています。多くの施設は温度や湿度が管理されており、タイヤの劣化を防ぐのに適しています。トランクルームなら季節を問わず安定した環境でタイヤを保管できるため、タイヤの寿命を延ばすことが可能です。また、防犯対策がされている施設が多いので、大切なタイヤを安全に保管できるのもポイントです。
3.交換時期にスムーズに取り出せて便利
トランクルームはタイヤ交換のタイミングに合わせて簡単にアクセスできる便利さがあります。アクセスしやすい場所にあるトランクルームなら、タイヤ交換の予定に合わせて気軽に取りに行けます。
自宅の奥まった場所や高い棚に保管していると、重たいタイヤの出し入れが負担になることも。トランクルームなら手間が省け、タイヤ交換をスムーズに進められます。
4.タイヤ以外のカーグッズも一緒に片づけられる
トランクルームではタイヤだけでなく、関連するカー用品もまとめて保管できる利便性があります。車のメンテナンスには様々な道具が必要になります。たとえば以下のとおりです。
- ジャッキ
- レンチ
- タイヤゲージ
- 洗車用品
- ワックス
- スノーチェーン
車関連アイテムをひとつの場所にまとめることで、探し物に時間を取られなくなるでしょう。
トランクルームにタイヤを保管する時の注意点
トランクルームでタイヤを長持ちさせるには、いくつかの注意点を押さえる必要があります。以下のポイントを参考にしてください。
- 保管前にしっかりと洗浄し、水気を完全に取る
- カバーや袋を使ってホコリや日光から保護する
- タイヤの置き方(縦置き・横置き)による影響を理解して選ぶ
これらの点に気をつけることで、タイヤの品質を保ったまま保管できます。
保管前にしっかりと洗浄し、水気を完全に取る
トランクルームに収納する前にタイヤをきれいに洗い、十分に乾燥させることが大切です。タイヤに付着した泥や砂、道路の油分などの汚れは、長期保管中にゴムを劣化させる原因になります。
中性洗剤と水を使って丁寧に洗い、タイヤの溝に入った小石や異物も取り除きましょう。洗浄後は陰干しして完全に水分を飛ばすことが重要です。濡れたままタイヤを保管すると、カビや腐食の原因となり、タイヤの性能や寿命に悪影響を及ぼします。
カバーや袋を使ってホコリや日光から保護する
保管時はタイヤ専用のカバーをかけると、ほこりや紫外線からタイヤを守れます。専用のタイヤカバーは通気性に優れており、湿気がこもりにくい設計になっています。
カバーがない場合は、布製の袋や不織布でも代用できますが、ビニール袋のような通気性のない素材は避けましょう。湿気がこもってカビの原因になります。カバーをかけておくことで、保管中のタイヤが環境の影響を受けにくくなり、次のシーズンまで良好な状態を維持できます。
タイヤの置き方(縦置き・横置き)による影響を理解して選ぶ
タイヤの置き方には横置きと縦置きがあり、それぞれ以下のメリットとデメリットがあります。
横置き
メリット | デメリット |
安定感がある 倒れる心配がない |
下のタイヤに負担がかかる |
縦置き
メリット | デメリット |
変形リスクが低い スペースを節約できる |
倒れる危険性がある |
横置きと縦置きの違いを理解しておきましょう。ちなみに、ホイール付きのタイヤなら横置きで、空気圧を通常より若干低めにしておくのがおすすめです。
タイヤを保管するときのトランクルームの選び方
タイヤの保管に最適なトランクルームを選ぶためには、いくつかの重要なポイントがあります。以下の選定基準を参考にしてください。
- 屋内型・屋外型
- 立地条件
- 利用時間
- 収納サイズ
これらの条件を検討して、自分のニーズに合ったトランクルームを選びましょう。
屋内型・屋外型
タイヤの品質を維持するには、屋内型と屋外型のどちらが適しているか検討しましょう。2つの違いは以下のとおりです。
屋内型トランクルーム | 屋外型トランクルーム |
温度や湿度の変化が少ない 高温多湿の地域におすすめ |
比較的料金が安い傾向がある 温度変化や湿気の影響を受けやすい |
予算に余裕があれば屋内型を選ぶのが理想的ですが、屋外型でも通気性のいい構造のものを選べば問題は少なくなります。
立地条件
トランクルームの立地は利便性を左右する重要な要素です。自宅や勤務先から近い場所を選ぶと、タイヤの出し入れがスムーズに行えます。
季節の変わり目にはタイヤ交換のために何度か往復する必要があるため、アクセスの良さは大切なポイントです。目安としては、車で10分以内の場所にあると理想的です。その他にも以下の点に注意しましょう。
- 駐車スペースが十分にあるか
- トランクルームに横付けできるか
- 周辺道路の混雑状況はどうか
タイヤは重いので、搬入経路に段差や階段が少ない施設を選ぶことも大切です。
利用時間
トランクルームの利用可能時間は施設によって大きく異なるため、自分のライフスタイルに合った選択が必要です。
24時間利用できる施設もあれば、営業時間が限られている場所もあります。タイヤ交換は休日に行うケースが多いため、土日祝日も利用できるかどうかをチェックしておくことが大切です。また、早朝や夜間にアクセスする可能性がある場合は、24時間利用可能な施設が便利です。さらに、予約なしで利用できるか、事前連絡が必要かも確認しておくとよいでしょう。
収納サイズ
タイヤを収納する際は、適切なサイズのトランクルームを選ぶと経済的です。一般的な普通車用のタイヤとホイール4本を収納する場合、1畳程度のスペースがあれば十分です。
タイヤのサイズは車種によって異なるため、自分の車に合ったサイズを事前に確認してから選ぶのがおすすめです。また、タイヤ以外にも保管したいカー用品がある場合は、それらを含めたスペースを考慮する必要があります。
トランクルームにタイヤを保管して置き場問題から解放されよう
今回は、タイヤの保管場所として注目されているトランクルームの活用法についてご紹介しました。本記事で紹介したトランクルームを活用するメリットは以下のとおりです。
- 自宅のスペースを確保できる
- 保管環境が整っている
- 必要な時にすぐに出し入れできる
- カー用品をまとめて収納できる
トランクルームを利用すると、自宅の限られたスペースを有効活用できます。保管する際の注意点を守れば、タイヤの寿命も延び長期的に見れば経済的です。