冬用ラグの収納方法を4ステップで解説!おすすめの保管場所も紹介
「冬用ラグの正しい収納方法ってあるの?」
「次の冬も気持ちよく使えるよう保管したい」
こんなふうに悩んでいませんか?
冬の間使っていたラグは適切な方法で収納しないと、シワがついていたりカビが発生したり、来シーズンに使えなくなってしまう場合があります。特に、湿気やホコリ、収納スペースの問題は見落とされがちです。
本記事では、冬用ラグを適切に収納するための方法を4ステップで解説します。さらに、収納時に注意すべきポイントやラグの収納スペースが足りない場合のおすすめの保管場所も紹介しています。
来シーズンも冬用ラグを気持ちよく使えるよう、適切な方法で収納していきましょう。
冬用ラグの収納方法4ステップ
冬用ラグを正しく収納することで、次のシーズンも快適に使用できます。ステップの順番は以下の4つです。
- 陰干しで湿気をとる
- 目にみえるゴミや汚れを取る
- 両面のホコリを掃除機で吸う
- 丸めて収納する
それでは各ステップの詳細を見ていきましょう。
1.陰干しで湿気をとる
冬用ラグの収納で特に重要なのは、しっかりと湿気を取り除くことです。室内で使用していたラグには、気づかないうちに湿気が溜まっています。
特に、冬場は暖房の影響で室内が乾燥していても、ラグ自体には呼気や生活からの湿気が蓄積しています。晴れた日を選んで、ラグを風通しの良い日陰に2〜3時間干すことで、生地の奥に潜む湿気の除去が可能です。直射日光は色あせの原因になるため、必ず日陰を選ぶようにしましょう。
2.目にみえるゴミや汚れを取る
陰干しが終わったら、目に見えるゴミや汚れを丁寧に取り除きます。長期間使用したラグには、食べこぼしやペットの毛など様々な汚れが残っている場合が多いです。
まずは、大きなゴミを手で取り除き、次にラグ専用のブラシやコロコロクリーナーを使って表面の汚れを除去します。特に、毛足の長いラグは、奥に潜んだ汚れを見逃しやすいので注意が必要です。さらに、人目につきにくい裏面も忘れずにチェックしましょう。
また、シミなどの頑固な汚れがある場合は、専用のクリーナーや中性洗剤で部分洗いすることも効果的です。
3.両面をのホコリを掃除機で吸う
目に見える汚れを取り除いた後は、掃除機で両面のホコリをしっかり吸い取ります。表面だけでなく裏面も丁寧に掃除することがポイントです。
掃除機のパワーは弱〜中程度に設定し、ノズルをゆっくり動かしながらホコリを吸い取りましょう。強すぎるパワーは繊維を傷める原因になるため避けてください。特に、折り目や端の部分は汚れが溜まりやすいので、念入りに掃除します。
素材によっては掃除機を直接当てると生地を傷めることがあるので、ブラシアタッチメントの使用をおすすめします。ちなみに、掃除機をかける際は一方向に統一すると効率よくホコリを取れます。
4.丸めて収納する
クリーニングが完了したら、ラグを丸めて収納します。折りたたむのではなく丸めることで、ラグの繊維や形状を守れます。収納する際はラグを平らな場所に広げ表面を内側にして丸めていきましょう。
きつく巻きすぎると生地に負担がかかるので、なるべく緩やかに、直径30cm程度を目安に巻いていきます。また、丸めたラグをそのまま置くのではなく、通気性のある不織布や専用の収納袋に入れておくと埃や虫から守れます。
冬用ラグを収納する際にやってはいけないNG行動
以下の3つの注意点を避けることで、ラグの品質を保ちながら収納できます。
- 湿気を含んだ状態で収納する
- 圧縮袋に入れて収納する
- 無理に折りたたんで収納する
それぞれの注意点について詳しく解説します。
湿気を含んだ状態で収納する
湿気を含んだ状態でラグを収納すると、カビやダニの発生原因になります。湿気はラグの大敵であり、長期保管する際は特に注意が必要です。湿気を含んだままのラグを閉鎖空間に収納すると、数週間でカビが発生し始め、独特の臭いや黒ずみの原因になります。カビが一度発生すると完全な除去は難しく、健康にも悪影響を及ぼします。特に、梅雨時期の収納は湿度が高いため、陰干し時間を通常より長めにとるなどの対策が有効です。
湿気対策として、収納場所には除湿剤を一緒に入れておくと安心です。乾いているように見えても、繊維の奥に湿気が残っている場合もあるので、しっかり陰干しを行いましょう。
圧縮袋に入れて収納する
冬用ラグを圧縮袋に入れて収納することは、一見スペースの節約になるように思えますが避けるべき方法です。理由は、圧縮によってラグの繊維が損傷する可能性があるからです。特に、毛足の長いラグや天然素材のラグは、圧縮によって繊維が潰れ、元の状態に戻りにくくなります。また、圧縮状態が長期間続くと、ラグの弾力性が失われ、寿命を縮める原因になります。
もし、スペースの都合で小さく保管したい場合は、緩やかに丸めて通気性のある専用袋を使用しましょう。
無理に折りたたんで収納する
ラグを無理に折りたたんで収納すると、折り目がつきやすくなり見栄えが悪くなります。特に、厚手のラグは折りたたむと大きな負担がかかります。折り目がついたラグは、次のシーズンに広げても元の状態に戻りにくく、凹凸が残る場合が多いです。また、折り目部分は繊維が弱くなるため、破損しやすくなります。繰り返し同じ場所で折りたたむと、その部分の繊維が劣化して寿命を縮めることにつながります。
ラグを保管する際は、丸めて収納するか、折りたたむ必要がある場合は、前回と異なる位置で折るようにしましょう。
冬用ラグのおすすめの収納場所
冬用ラグの適切な収納場所を選ぶことで、品質を保ちながら次のシーズンまで安全に保管できます。以下の3つの収納場所について、それぞれのメリットとデメリットを解説します。
- クローゼット
- 押入れ
- トランクルーム
自宅の環境や条件に合わせて、最適な収納場所を選びましょう。
クローゼット
クローゼットは手軽にアクセスできるため、冬用ラグの収納に適しています。クローゼットに収納するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・日常的に使用することが高いため、ラグの状態を定期的に確認できる ・比較的温度変化が少なく、直射日光も当たらないため、ラグの色あせや繊維の劣化を防げる |
・湿気がこもりやすいため、定期的な換気や除湿剤の使用が必要 |
スペースに余裕があれば、ラグを立てて収納すると型崩れを防げます。中型サイズまでのラグであれば、クローゼットの上段や空いているスペースを活用して効率よく収納できるでしょう。
押入れ
押入れは広さがあり、大型のラグも収納しやすい場所です。押入れに収納するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・押入れの上段は比較的乾燥しているため、湿気に弱いラグの収納に適している | ・頻繁に開け閉めしない場所であるため、定期的な換気を心がけないと湿気がこもりやすくなる ・梅雨の時期は、除湿剤を多めに配置するなどの対策が必要 |
ラグを押入れに収納する際は、防虫剤や防カビ剤と一緒に保管すると、より安心して長期保存できます。
トランクルーム
トランクルームは温度や湿度が管理された環境で、冬用ラグの理想的な保管場所となります。トランクルームに収納するメリット・デメリットは以下の通りです。
メリット | デメリット |
・自宅に保管スペースがない場合でも収納可能 ・年間を通じて安定した温湿度環境が保たれている(屋内型) |
・レンタル費用がかかる ・温湿度環境が保たれていない場合がある(屋外型) |
長期間使用しない冬用ラグの保管や、自宅に十分な収納スペースがない場合は、トランクルームの利用を検討してみましょう。
冬用ラグを適切な方法で収納して来シーズンを快適に迎えよう
本記事で紹介した4つの収納ステップと3つの注意点を参考に、ラグを適切に収納していきましょう。
収納場所選びも大切なポイントです。もし、自宅に冬用ラグの収納スペースがない場合は、トランクルームの利用がおすすめです。